4月12日

本日は雨。休日で特にこれといった用事はなかったが、ふと「そうだ、銀行に行こう!」と思い傘を捜すが、一本もない。我が家には傘がないのか!?そういえば以前にもえさんに借りたアパッチ・ビニール傘がどこかにあるはずだ!ということで探すと、ゴミ箱の横で見つかった。ようし!と玄関を開けて、勢いよく傘を開くと、・・いや、開きませんでした、骨が全部おれてて・・・。アパッチにもほどがある。要するに、捨ててあったのか。しばらく悶々とした後、意を決して傘をささずに外出を決行。途中、いつも色んなものが捨ててあるマンションのゴミ捨て場でビニール傘を発見。しかもワンタッチ!今日はついてるな〜!!

土曜日のTHREEでのイベント楽しかった!宇波大蔵メタルバンドは、ワタクシはブラックメタルとかデスメタルとかはまったく知らないのですが、だからどこがどうメタルなのかは分からないのですが、何か背筋を凍らせるような独特の質感があり、その独自の冷たさこそがメタルなのか、そんな事を思った。一種の現代音楽のようにも思えた。ヒューマンな要素がとことんない、と言うか何と言うか・・。子供の頃に『サスペリア2』(本当は2じゃないらしいですが)を観て感じた何かの記憶が甦ってきた。完成度が高かったのも凄い!!

で、我々core of bells + 杉本拓ですが、どうだったんだろうか?!沈黙音楽、J-POP、ボサノバ、エリック・サティ、ジャズ、ドゥームメタル、ハードコアと色々やったけど(ほとんどがインチキだが)、一体何がやりたくてあんなことやこんなことをしたのか、それは正直私にも途中からわからなくなってきた。音楽をメタレベル――つまりクォーテーションマークでかこう――で扱うことか?いや、ちょっと違うな。揶揄の対象が全方向だったので、何をどう笑っているのか、それが分からなくなってくる。“J-POP”ですら、これはひょっとして良い曲なんじゃないかと思ったり、いやそんなはずがあるものかと自らを戒めたり、色々と考えさせること多し。観ているほうは、もちろん、「バカだな〜」で良いんですが、やっている方には、実は、意外にも、愛と勇気と情熱の通奏低音が流れているのではないか?!私には音楽というものがますます分からなくなってきた。

『わらびもち』の原曲は、もう5年くらい前になるか、名古屋にツアーをしたときに車でわらびもちを売っている人がいて、それの販売促進用の歌。といっても伴奏も何もない。短調の「ラシドーーシラー」のメロディーの繰り返しに、「わらびもち」とか「おいしいよ」とかの歌詞をのせて呪文のように歌う、それだけ。実は“ドゥームメタル”というのも知らなかった、ある時CD屋で凄くゆっくりな、低音を強調した音楽をたまたま耳にして、それが印象に残っていた。ああ、こういうのもアリかと。せっかくなので、ソレをやりたいと言うと、「ドゥームメタルですね」とのこと。ドラムの池田君に色々と音源をいただき、研究して(笑)簡単なリフを作り、みんなで仕上ました。「単純すぎるのにもほどがある」曲ですが、愛着がわきますね。

最後に、『第二休憩所』のマスターで詩人の飯田克明さんのコメント。ミクシーの日記から。これは笑った!!

<オリジナル メンバーは可哀想に勉強のしすぎでメーター振り切れてしまったようなそんなような天才からバカボン化した感じの若者達だ。そんな中にオナニーのしすぎで天才になってしまったゲス番長が乱入して啓蒙しているようで笑えました。>

とんでもないこと書くな〜(笑)!