2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『下北沢百景』

『下北沢百景』という本を計画中である。共同執筆者は飯田克明と呉一郎。飯田さんは詩人で、たまに絵描きで、ボヤキ屋で、下北沢一番街の小さな居酒屋(と行って良いのかな)『第二休憩所』のマスターでもある。知り合ってまだ5〜6年だが、ここ数年は夜の…

短編集

*“天狗と狐”で影絵をやっている後遺症か、やたらと日常の光と影が気になる。つい見とれてしまう。特に木の葉が揺らめく様の美しいこと。それを見ながら神社の階段を下っている時は、ソクーロフの映画の登場人物になった気分だった。*『じゃりん子チエ』(…

つい調子にのって

『キリング・フィールド』まで観てしまいました。 それはそうと、やっと『さりとて2』の録音が今日終わりました。宇波拓さんに録っていただきました。前回よりさらに調性の世界に踏み出しております(そうでないのもありますが)。 思えば、この一週間は変…

天狗と狐 その他

明日(24日)と27日は天狗と狐のコンサートです。 24日の方は中尾勘二さんをお迎えしてオーケストラ編成(?)でやります。 果たしてどのようなものになるのか!? 中尾さんには以前“天狗と狐”の8ミリでの撮影をお願いしたことがありまして、その時に…

雑感

吉田健一訳の『ラフォルグ抄』を古本屋で買った。ジュール・ラフォルグは月とピエロの詩人と言われているが、そればかりではなく、SFのようなコスミックな爆発感があって、私は大好きなのであるが、『ラフォルグ抄』に収められているモノは少し様子が違う…

色々

溝口健二の『山椒大夫』と『雨月物語』をDVDで観た。どうも溝口映画はオーセンティックで苦手だったんですが、私も歳をとったせいか、素直に受け入れることができるようになった。しかし、まあ、美しいですね。こういう映画はもう望めないでしょうね。技術的…

聖アントニウスの誘惑

「聖アントニウスの誘惑」とはアントワン(ボイガー)が言ったジョーク。だがどういったコンテクストで言われたかは忘れてしまった。なので、どういう意味でジョークなのかは分からない。ただジョークとして言ったということは覚えている。 2年前、ヴァンデ…