色々

コアオブベルズと名古屋に行ってきた。もう一週間前ですが。行きも帰りもローカル線で7時間。行く前は、「これは絶対耐えられんな」と思ってたけど、意外とだいじょうぶ、というか結構楽しかったな〜。これからはこの手でいけるのではないだろうか。次回の(いつになるかは知らないが)「各駅停車の旅」が楽しみにすらなってきた。どうせ早く着いても、喫茶店とかで時間つぶすことになるわけだしね。そういえば、昔、神戸に朝7時にバスで着いたことがあって、その時は待ち合わせの2時まで、コンビニをはしごして『北斗の拳』を全巻読破した。単純にお金なかったから、喫茶代すら使いたくなかったわけだが、こういうことはたいした苦じゃないんだよね。浮いたお金で一杯でも多く酒を飲もうという意地汚い根性がそれを可能にしているわけですが。でも、普段は昼間は酒は飲まない。ところが今回の旅は、行きも帰りも飲み続けだったなぁ。移動酒場で飲んでるついでにライブやって帰ってきたみたいな。しかし、移動の電車内での出来事というのも、考えてみればライブな現場である、ということに今回あらためて気づいた。行きのババ抜きも興奮したが、特に帰りの電車ライブには何か感じるものがあって、思わず藤沢で降りて、山形君、瀬木君、会田君と某立ち飲み屋でまた飲んでしまった。あれは「電車ライブ」の打ち上げだったわけです。その打ち上げがまたライブになってしまうわけですが。
以下、告知。


9月29日(木)
杉本拓 佳村萠 Lucio Capece
19;30 開場
20;00 開演
1500円 + ドリンク
大崎 l-e http://www.l-e-osaki.org/


10月2日(日)
“言葉”について語る
17;30 開場
18;00 開演“言葉”について語る
司会;杉本拓
出演;秋山徹次、飯田克明、山形育弘
1500円 + ドリンク
大崎 l-e http://www.l-e-osaki.org/
私は音楽家ですが、言葉にとても興味があります。言葉についてのディスカッションのような事を前からやりたいと思ってました。言葉の不思議さや役割について、何か面白い考察が飛び出ないものか?という事で今回の討論会を企画しました。基本的にはシリアス路線です。しかし、まあ、面子が面子なので、堅苦しいものにはならないと断言できます。一種のパフォーマンスの様相を呈するのではないでしょうか。しかも、駄洒落、猥談、わけの分からない歌詞、ぼやき等の、普段あまりまじめに語られない領域に話題をしぼろうと思っているので、そうなる可能性はさらに高いでしょう。一歩間違えれば、かなり品のないところに行くかもしれませんが、あえてその危険を冒します。なので、下品なものに耐えられない人は来ない方が良いかもしれません(念のため)。昔から笑い--または猥談でも駄洒落でもよろしいが--を研究している人のギャグは面白くないと相場が決まってます。それは、彼らの“笑い”が研究対象であるからでしょう。対象物(オブジェ)なのです。我々は研究者でも教授でなく、単なるアパッチにすぎません。言葉は我々の生と共にあります。なので「“言葉”について語る」という試みもまた日常のパフォーマンスと変わらないものになりえると思うのです。
(杉本拓)