読書年間

今年は徹底的に読書するぞ。しかもシリアスなものを中心にだ。バートランド・ラッセル反戦運動のかどでム所に服役中、4時間の哲学読書・4時間の哲学執筆・4時間の一般読書を自らに課したという。私には、そんな長時間を読書にあてたところで、右から左に内容を忘れるだろうし、そもそも理解できないよう事柄もあるだろうから、あまり意味がないだろう。せいぜい、哲学読書1時間・一般読書1時間・(内容問わずの)執筆1時間、そのあたりが無難なとこか。いや、たぶんそれも無理な気がする。今日も,この前古本屋で200円で買ったペーパー・バックLudwig Wittgenstein "The blue and brown books"を読んでたら、3ページくらい読んだだけで眠気が襲ってきて、そのまま2〜3時間眠ってしまった。一向に読み進まない。私は別に学者でも研究者でもないので無理に読む必要はない。その点は気楽である。それに、読みたい本をかたっぱしから読んでいったら(経済的事情がそれを許さないが)、読むものがなくなってしまうんじゃないかという気もする(そんなことはないだろうが)。あまり深く考えず、その時その時に適切な本を自然に選ぶ、そういうのがライフ・スタイルに合っている。後期ウィトゲンシュタインに取り組むのは自分にとっては恐らく今ではない。1ヵ月先か3年後か分からないが、読みたくなるときが来るだろう、それを待とう。目下読むべきなのは(読みたくなったのは)、コンセプチャル・アートに関する本を読んでいたからそう感じたのだが、Nelson Goodmanの"Languages of Art"かな。都合よく古本屋で安く見つけられる可能性は低いだろうから、正規に買うしかありませんな。よし、これを読みつつ、一般的読書もこなし、4月を乗り切ろう。読書の他にも、キノコを探しに林に行かなければならないし、亀を観察しに池に行かなければならないし、町内親睦麻雀、下北沢猥談協会、それにチェスも再開したいし、色々忙しいな。本業の音楽もあるし。

本業の宣伝:


composers, 3 days at Kid Ailack Art Hall

4/10 (金)
compositions by Jean-Luc Guionnet
“another secret proof of a print” performed by 角田俊也 宇波拓
“one for one” performed by 杉本拓 宇波拓

4/11(土)
compositions by 角田俊也
箱その1、箱その2、箱その3、ほか
performed by 角田俊也 杉本拓 宇波拓

4/12(日)
compositions by Radu Malfatti
新作performed by 石川高

各日
open 19:30 / start 20:00 2000円
Kid Ailack Art Hall (03-3322-5564)
http://www.kidailack.co.jp/


4/12のラドゥ曲は杉本拓と宇波拓がギターで参加してのトリオになります。ラドゥからスコアが届きました。