ライブ

5月12日(月)
「即興ライブ」
コキスギ・トリオ(古池寿浩 trombone 木下和重 violin 杉本拓 guitar)
20:00〜 1500円+d
大崎l-e 
http://www.l-e-osaki.org/?p=2782


5/13(火) 
「杉本・高岡・徳永」
杉本拓(gt) 高岡大祐(tuba) 徳永将豪(as)
open 19:30 / start 20:00
800yen + drink order + 投げ銭(for musicians)
下北沢 bar APOLLO



前回の日記から約二ヶ月が経過している。つまり、その間にコンサートがなかったということになります。音楽関係者とも飲み屋かバイト先でしか会っていませんでした。なので、まあ、孤独に作曲をしてたということになりますが、ところがギッチョン、作曲というは「さあ、やろう」と思ったところで出来るものではない。締め切りとかそういうのがあるのであれば、とにかくでっち上げなければならない。これはこれでうまくいくこともある。しかし、基本は「ヒラメキ」です。このヒラメキが信じられるものであれば、もう怖いものはない。実際のサウンドがどうなるかというのは、基本的にはそれほど重要じゃない。それは良くもなれば悪くもなるだろう、それだけのことです。もっと言うと、別に演奏されなくてもいいんじゃないかとすら思うことがある。いや、本当は演奏されたものを聴きたい、あるいは演奏したい、ついでにちょっとお金もほしい、というのが本音ですけど、それが第一の目的ではないということかな。今取りかかっているのはギター曲。これはシリーズ化する予定で、それぞれ長いものになるでしょう。これが完成した暁には、立て続けに色んなところでコンサートをやります。ギター曲をなんで自分で演奏できますからね。しかし、同じ曲をソロ、デュオ、トリオ、あるいはもっと大きな編成でやりたいかな。で、この曲ーー今年の頭から作っていますがーー、それがようやく完成しそうです。ですが、まだ1音符も書いていません。だが、アイデアは固まった。ヒラメキを具現化させるのには時間がかかることもあるんです。あとは、ギターの倍音奏法の教則本を書いてました。もちろん、依頼があるわけはないので、勝手に書いてたのですが。これはコピー/製本して、色んなところで売るつもりです。ほとんど地下出版のノリです。自分で言うのはなんですが、目からウロコ的な内容なんですけどねえ。非常に具体的です。しかしまあ欠点は、あまり役には立たないということでしょう。応用があまりきかない。それはさておき、これを書くために、色々ギターの倍音奏法に関する本を読んでみようと思いました。日本にそのようなものは皆無です。英語で書かれたもので一冊だけハーモニクスに特化した教則本があったので買ってみたのですが、これがまったくどうしようもないシロモノだった。ざっと目を通して、これはダメだと。いや、役には立つでしょう。でも、それだけ。というかギタリストだったらその程度のことは大体わかるだろう! 次にインターネットを調べてみた。流石にいくつか興味深いサイトがありました。理論的な説明もある。でも、でもですよ、知る限りは私のやつが多分一番深いです。おおっぴらになっている(なる)やつでは。ひょっとしたら、アカデミーでもギターの倍音奏法を真剣に研究している人はほとんどいないのではないだろうか。教則本として出すのをあきらめて、後半を英語にしてどこかのジャーナルに投稿しようかと思ったくらいです。しかし、倍音の話となると、どうしても数学的な説明が多少必要となってくる。もちろん、私はその方面にあまり明るくない。そのあたりははしょりました。それでも、「倍音で音律を弾く」というところでは、かなり電卓と格闘しましたよ。そこで計算間違いをしているところがあるような気がするなあ。

あっ、「青春漫画」の続きを書こうと思ってたら、違う話になってしまった。それはまた次の機会に。