ギター講座

極めて特殊なギター講座をやります。

確かに、ギター講座(あるいはギター・レッスンのようなもの)ではあるのかもしれないが、その内容はまった予想できないものになるはず。「こんな――誰々さんのような―ギターが弾きたい」、「ギター演奏の基礎を知りたい」、「ギターで弾き語りをやってみたい」等の要望に対しては、100%とは言えないが、ほとんど答えられない内容になるだろう。裏の裏、奥の奥、つまりギターをある物体に弦が張られた原始的オブジェとして一旦とらえて、そこから音を出す――音階や音程とは何かを考える――から始める。そういう意味では、ギターを何年も弾いているという上級者も、ギターを触ったことすらないという「初心者以前」の方も、敷居の高さはそれほど変わらないのかもしれない(もちろん、経験者はギターという楽器の構造やメカニズムに関する知識があること、楽器を長年弾くことで培われた、音感、楽器の構え方や体の使い方等の面で、アドバンテージが高いことは間違いないが、それでも「初心者以前」の方も歓迎する)。

何故なら、私が伝えたいと思っている技術や知識は、「それ」が何なのかを知らずに無意識に使っていはいても(かつての私がそうであった)、恐らく99%以上のギタリストが知らないから。

具体的には、倍音の理論、ナチュラル・ハーモニクスによるチューニング、それから高次のナチュラル・ハーモニクス(まずは第10ハーモニック/倍音くらいまで)を使って、音階や旋律を弾く。ここまでが第一段階。この技術を習得すると、広範囲の音楽(ジャンル)に用いることができる。にもかかわらず、この奏法を教えている本も教則本も、インターネット動画も(今のところ)私は知らない※。知っている人がいたら是非教えて欲しい。これはとてももったいないことなのだ。

とりあえずはここまででも良いのだが、次には、例えば長音階であっても様々な音(音程)によって作れるということ――音律や旋法、それからさらに高次のナチュラル・ハーモニクス倍音)――第16倍音まで――の鳴らし方といったことを教えられると思う。

そして、その先もあるが、それを今は言わないでおこう。

 

 

YouTubeにはハーモニクス奏法を説明する動画がいくつかあったが、私が観たものでは、日本のものも、英語説明される外国のものも、5フレット、7フレット(19フレット)、12フレット上の弦に触れることで発音される――つまり第2から第4――ハーモニクスばかりで(ひとつだけ4フレット上のハーモニクスに触れるものもあった)、ナット及び指で押さえられたフレットとブリッジ間の弦のいたるところにハーモニック・ポイント(そこを軽く触れて弾くと何らかのハーモニクスが出る節のこと)があることに軽く触れるものがいくつかあっただけである。またいくつかの動画ではハーモニクス奏法にタッピング等を組み合わせた超絶技巧を披露しているものもあり、大いに関心を惹いたが、こういう技術は私の手に余るものだ。

 

 

 

①講座名:杉本拓ギター講座

②開催日時:2025年1月19日より、原則、毎月第一と第三の日曜日 13時~16時(開場12時半)。毎月のスケジュールはTwitter(X)で更新します。ご参加の方は事前予約お願いします。

③会場:台東区根岸5-5-11 アトリエ根岸 

JR鶯谷駅、東京メトロ三ノ輪駅からそれぞれ徒歩10分で、会場は路地裏にあります。わかりづらい場所にありますので、近辺までいらしたらお電話ください。但し13;00時以降は電話対応不可能ですのでよろしくお願いいたします。

④受講料:一回2000円 *恐れ入りますが、釣銭が生じないようにお願いいたします。

その他、ご予約・お問い合わせ:アトリエ根岸のTwitter(X)アカウント

@AtelierNegishi

またはメール plainsong14@gmail.com 電話 08058806596(タカハタ)までお願いいたします。

 

 

以下、杉本拓より:

予約等のお問い合わせについては、私のメール・アドレスでも受け付けます。質問もどうぞ。

gesubancho@aol.com

受講者は、会場の都合もあり限定5名です(が、ふたり決まっているので、残り3名になります)。参加者にはアコースティックギターを持参してもらうことになりますが、こちらで一名分は用意が出来ます(私/杉本が持っていきます)。その際はご連絡ください。

また、基本的に、(特に最初の数回は)ハーモニクス奏法についての講座になるので、親指を除く右手(利き手)の爪をある程度は伸ばしていただいた方が演奏はしやすく、推奨しますが、ピックでも代用は出来ます。

それでは、ご参加をお待ちしています。

 

★残り2名になりました。

★定員に達したので締め切りました。