落し物は何ですか?

本日、お金を落としました。所用で田園調布まで行って、帰りはバスに乗り、千歳船橋で立ち食いそばを食べようと思ったら、「アレ、ないでないのお札が」
幸い、そばを食べるお金と帰りの電車賃はかろうじてありました。
こういうことはしょっちゅうなので、実はたいして驚きません。あっ、またやったか、ぐらいな感じですよ。「財布を持たないからなくすんだよ」と人によく言われますが、何をおっしゃいますか、財布なんか持った日には、それごとなくします。もう何回も落としました。出てきたことも数回ありますが、行方しれずの方が多い。3年ほど前に成田空港で財布をなくしたことがあった。ないのに気づいたのは離陸直前。置いてきた場所までわかっていたのに。「船は行く、船はいく、さよなら港」が頭のなかでこだましましたね。なにせ現金、カード、全部はいってたから、一度に全てが消えました。無一文でヨーロッパへ!スリリングでしたね(ぎゃらがでる仕事だったのでたいした問題はないんだが)。幸い、このときは財布が出てきた。しかし、これを教訓に今後二度と財布はもたないぞ、と誓ったものです。
誓ったのは良いが、その翌年、今度はカバンをなくしました。パスポートが入ってたんだよね。これは出てこず。パスポートをなくすのもこれが最初じゃない。2回目。最初は財布に入れてて財布ごと。
私、どこかおかしいんでしょうね。他にも、この3年で家の鍵を3回もなくしてる。
しかし、不思議なことに酔っ払って何かをなくしたということはあまりない。なくす時はいつもしらふ。
私にはどうも感覚的におかしなところがあって、例えば時計を見て「あれ針はどっちに回るんだっけ(7時15分が7時15分前に思える)」と思ったり、音符のハネを左右逆に書いたり、千円のものを買うのに千円札2枚渡したり。一番ひどいのは電車。しょっちゅう降りる駅をまちがえて、しかも改札を出るまでそれに気がつかない。乗り越したんだまずい、と思って、また同じ方向の電車にのったり、一体いつになったら目的地に着くんだ、みたいな事がしょっちゅうです。最初から反対方向の電車に乗っているときもある。
これは、いつも考え事(妄想を含む)をしてたり、読書に集中しているからだと思うんですよ。しかし、普通多くの人はながらでも、体が自動的に普段の行動を遂行する能力を持っているんじゃないか。私にはそれがあまりないような気がする。まともに行動しようと思ったら、一瞬たりとも気が抜けない。しかし、そんな緊張感にあふれたライフはいやなので、まぁ、たまには何かを落としても気楽にいきたいな〜、と思うのです。たかだか乗り物に乗るのに全神経を集中させるのは疲れるので、その代わりにたまには何かをなくしてもいいんじゃないか(ひとのものでなければ)、そう思うことにしております。
なので、お金落としても、それが大金でなければ、あまり落ち込みません。反省もしないことにしてます。次はいつかな?しばらくはかんべんしてね?くらいな気持ちですよ。
なんて事を考えながら家に着きメールをチェックすると、な、な、なんと、落とした場所が分かりました。今日の訪問先で落としていたのです。てっきりバスで落としたとおもってたので。いや〜、よかった。正直うれしい。しかも、この幸福感はなくしてないと味わえない幸福感。

というどうでもよい前置きの後は宣伝。
私の担当はギターとなってますが、多分、「一応持っていく」程度です。


2月2日(火)
19時30分開場
20時00分開演
千駄ヶ谷 ループライン

http://loop-line.jp/

2000円+1Drinkオーダー


出演
飯田克明(朗読)
杉本拓(ギター)
徳永将豪(サックス)