日記(叫びとささやき)

今月はちょっと忙しかった。といっても世間様から見れば、お気楽大将みたいなもんなんでしょうが。
しかし、最近は文章を書くのがかったるい。こういう気晴らしの文章は適当にいくらでも書けるんだが、いざ「原稿」となると、なかなか気分が乗ってこない。そこに行くまでに時間がかかる。
私は小さい頃から読書は好きだった。しかし、国語の成績はいつも最低だった。高校受験のときに、これはまずいと思ったが、しかしどう勉強していいかが分からない。先生の中には「国語は教えられないからね〜」と言う人までいる。教えられないことを学校で教えている、これは欺瞞じゃないですか。
まぁ、しかし、音楽だって同じ様なものか。少なくとも私には教えられませんよ。だって、それがなんだか分かってないから。それを無理やり教えようとすると、どうしてもペテン風味が増してくる。
しかし、これもどうでもよいかもしれないな。この世はだいたいペテンで成り立っているので、今更そんなこと気にしてどうする、とも思うのである。しかしいらだちはある。
最近は、自然素材だとか、シンプルな生活だとか、物は捨てましょうだとか、貧乏入門だとか、そんなのが流行っているけど、何が面白いのかさっぱり分からん。
錯綜を極めつつある世の中で、せめて自分はシンプルでいたいということなんだろうが、そこから先はどうするのか?それでおしまいにはならんですよ。
確かにシンプルは良い。けれども、それは目指すものではない。自然にそうならないと。お金がないので身の回りのものを売り払った結果としてシンプルになりました、というほうがはるかに救いがある。しかし、そういう境遇から「人間はこうでないといけない」なんて思うようになったら、それこそペテンの始まりである。
まぁ、どうでも良いか。

さて、ループラインで実験音楽についてのディスカッションがあります。私も一ペテン師として出席します。色々言いたい事はあるが、何もしゃべれないかもしれない。普通に真面目に議論してもしょうがないと思うので(私は)、なんとかして場末の飲み屋感とオヤジの叫び的なものを憑依させたいが、こればかりはノリの問題なのでどうなるかは分からない。酒は飲まないとな。
さて、どうなりますか。



朝まで生LOOP「激論! ど〜する!?ど〜なる!?ど〜したい!? 実験音楽
2010年10月2日
23:00open/23:30start〜朝まで
1000円+1ドリンク
Loop-Line

実験表現の現状における問題点は?
会場からのご意見を伺う時間を設けております。
是非、ご来場の上、ご意見をお聞かせください。

予約: info@loop-line.jp
司会:服部玲治(HOSE)

パネリスト:
角田俊也
杉本 拓
宇波 拓
野々村 禎彦
北里義之
田口史人
吉田アミ
今井和雄
生西康典
星 智和