最近読んだ(読んでいる)本

『男ロワイヤル』小田扉
団地ともお』13巻 小田扉
小田扉の漫画に惹かれている。何でだろう。そのことについてはちゃんと書きたい。もし私が本とか出すようなことがあったら表紙を書いてほしいなぁ。


"Conceptual Art" Tony Godfrey
角田さんに教えてもらった本。ただしこれは原書(英語)。高円寺の古本屋で500円で見つけたのが去年の秋だったかな。しばらく読まずにほっておいた。年末からぱらぱらと読み始めた。まだ全然読み進めてないが、写真を見ているだけでも雰囲気は伝わる。"Gutai"が出てきてちょっと驚いた(ところまで読んだ)。


『英検2級・準1級のための英単語』和田晋一
読むというより使う本。もちろん英検を受ける気はまったくない。最近英語の本をよく読んでるし、ちょっと勉強した方が良いかと思いまして・・・。読書の合間や仕事の休憩時間に開いてます。流石にここにのってる単語は登場頻度高しで、早くも結構役立ってます(このあたりのレベルを押さえるだけでも読書が楽になってきた)。明大前の古本屋で500円。


"Complete Poems" Marianne Moore
ジョン・アシュベリーが度々言及していることとケージとも親交があったことなどから興味を持った。モダニズムを代表する詩人(女性)らしい。何となく雰囲気は分かるのですが、いかんせん知らない単語が多すぎる(とくに動物などの名詞)。とりあえずざっと読んでしばらくしたら再読しようと思っているが、それでも「これはちょっといいなぁ〜」というのが(ちゃんと分からないなりに)ありますね。なければ再読の気も(とりあえず読む気も)おきないだろうけど。


大貫卓也全仕事』
豊島園のCMが好きだった。誰も乗っていない観覧車の塔から「うらやましいぞ!!Jリーグ」と垂れ幕が下がるやつは秀逸だったな。あれは92年くらいだったかなぁ〜。という話を飲み屋(よっちゃん)でしてたら、たまたま横にいた常連の女性が「その人(大貫さん)に影響されて同じ世界に入ったの」とのことで、後日この本を貸してくれました。う〜ん、実験的というか、革新的と言うか、クライアントを説得するのが大変だったんじゃないかな。マンモスが出てくるカップ・ヌードルも同じ人だったんですね。「豊島園に、サンタフェの扉が、やって来た!!!」っていうのがくだらない企画でいいなあ。あと、没になったラフがのってるんですが、これらがまたヒバリ・ミュージックのジャケットにぴったりな感じ。私も自らの広告方法を考えねば。


"FRANK O'HARA SELECTED POEMS"
ついに読了しました。一年かかった。正直、好きな感じの詩ではない(ちゃんと理解したわけではないのでえらそうなんですが)。フェルドマンとオハラ、この2人に共通の何かを見出すことが出来ない。ジャスパー・ジョーンズとオハラだったら何となく分かる。そもそも音楽と詩と美術の間に共通の何かを見出すことが出来たとして、それはどういうものなのか?フェルドマンとロスコーだったら何となく似てるな、と思うじゃないですか。だけど何で?そんな疑問が湧き上がる。そこで、あまりアクセスされない分野も知りたいなということで、アメリカの詩人を読んでるわけです。音楽も美術もただ聴いたり見たりすればとりあえずはいいわけだからアクセスは簡単だ。詩はそうはいかない。言葉の壁は問題として大きい。これは手強い。本当の理解を得る事は不可能だろう。しかし、音楽も美術も本当の理解を得るのは簡単ではない。というより、本当の理解を得る、ということが果たしてあるのか?作った本人ですらそんなものはないだろう。それは後から時間をかけて出来るものである。(眠いので続く)