近況

最近は、用事がなければ外にです、家で『下北沢百景』の執筆。コレに関することが頭の中の約50パーセントをしめている。なんとか年内中に書き上げて、別の仕事にかかれるようにしなければならない。
実は、来年ロック・アルバムを制作しようと思っている。これのアウト・ラインも考えなければいけない。あー、しかし、考えてみれば、このために色々準備してきたような気がしないでもない。やるべきことが決まれば、あとは実行にうつすだけだ。問題は「やるべきこと」の設計図をきちんと作ることである。これさえおさえておけば、あとは何も恐れるものはない。たとえ失敗しても、それは長い目で見れば失敗ではない。
その他、いくつかの仕事を仕上げなければならないが、これは直感で乗り切る。いまさらああだこうだと考えてもどうしようもないからだ。しかし、私は仕事に関しては色々考えている時が一番楽しい。やはりそこをきちんとやるかどうかが肝心要だからだ。
気晴らしの読書として、エドワード・ホールの『かくれた次元』(原題は"THE HIDDEN DIMENSION")を読んでいるが、これがとても面白い。空間と文化に関する考察。この人は文化人類学者らしいが、前半を読む限り、話題は生物学や行動学の範疇である(訳者のひとりは日高敏隆で、もうひとりの訳者佐藤信行文化人類学が専門らしい)。自分自身の日常体験を例にして語るやり方も好感が持てる。なかなかに融通無碍だ。職業はかけ離れているが、この人の思考法はなんかオレに似てるな、と思ってしまった。